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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 九州大学ビジネススクール(QBS)のアジア戦略 (アジア/永池)

九州大学ビジネススクール(QBS)のアジア戦略 (アジア/永池)

06/05/31

九州大学のビジネススクールは3年前の2003年4月1日に設立されました。
設立の際の基本的なコンセプトがアジア重視。
そしてもうひとつが技術重視です。
現在、国立大学には4つのビジネススクールがありますが,
九州大学では「アジア」で特徴を出そうとしています。

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■アジアビジネスを学ぶカリキュラム
九州大学ビジネススクールが具体的に行っていることとしては、
まず、アジアのビジネスを取り込んで九州全体の活性化を狙っています。

そのためにQBSだけでなく、
福岡の産・官・学が一緒になってやろうと各方面に呼びかけています。
たとえばカリキュラム(時間割)には、
専門科目として「中国ビジネス」や「アジアの産業論」などがありますが、
これ以外にも,ビジネス・リーダーに必要な基礎科目として
アカウンティング、マーケティング戦略、企業財務など
他の一般的な科目でもアジアを扱うということを行っています。


■アジアからの留学生
二つめには、
中国や韓国などのアジア各国から積極的に優秀な留学生を呼び込んでいます。
留学生と日本の学生とがともに学び、
それが将来のアジアビジネスの推進力として育っていくように力を注いでいます。

現在、2学年あわせて90名ほどの学生がいますが、
その約2割の学生が留学生です。
留学生の中には、台湾や韓国の学生もいますが、
中国からの留学生が一番多いですね。


■まずは東アジアから
東アジアといっても、
アジアは、EUなどと比べるとかなり多様性に富んでいます。
「アジアをテーマに」といっても、地域的にはかなり広範囲に及んでしまいます。
全ての地域を一挙にカバーするのは現実的ではありません。
そのため、QBSは注力する地域をいくつかのステップをふんで
カバーしていこうと思っています。

勉強する範囲はASEAN、プラス中国、韓国、台湾を含む地域です。
人材的には、短期的には中国や韓国の大学や学生。
そして中期的にはASEANなどに拡げていきたい。


■アジアビジネス教育の目指すもの
九州大学ビジネススクールは、
ビジネスのプロフェッショナルを育成しており、
それぞれの国におけるリーダーを養成しようとしています。
アジアビジネスの範囲もアジアだけでなく、グローバル化していくでしょう。
その意味では世界的な舞台で活躍できる人材の養成です。
その中で互いにアジアのビジネスチャンスを追求しあうということに
当然なっていくわけです。


人材面では、たとえば中国の学生であれば,もちろん中国のことはよくわかっている。
彼(彼女)が日本でビジネスの実務を勉強することによって、
あるいは日本の専門知識を学ぶことによって、日本のことも分かるようになる。
しかも、ビジネスのプロとしての知識やスキルも持っているということになれば、
結局それは日本企業にとって非常に有力な戦力になります。
日本企業が中国をマーケットにどんどん浸透していく場合でも、
そういった力がひとつの推進力になります。
中国企業にとっても、
日本のことをよく分かっているということで有力な戦力になります。


このように、日本企業と中国企業を含めたアジア各国が
QBSを巣立った人材によってネットワーク化を進めて、
相互に発展していくことができればと思います。
将来、ビジネススクールの修了生が、
幹部になりお互いに連携しあいながらビジネスを追求していくこともあるでしょう。
ビジネススクールでは、
複合的な力を養成することを目的としていますが、
ここで育った人たちが推進力となって、
将来のアジアや中国のビジネスが発展することも目的といえます。


以上

分野: 永池克明教授 |スピーカー:

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